バルトレックスの画像

バルトレックスは主にヘルペス治療に使われるお薬です。また副作用が少ないとも言われているので服用しやすいお薬とも言えます。性器にできるヘルペスは女性の場合ですと、子宮頸管にまで感染することがあるので、感染が分かったら早期に治療しましょう。

大学病院でも処方されるバルトレックスの胎児への影響

バルトレックスは、Valaciclovirの商品名で、水痘・帯状疱疹ウイルス及び単純ヘルペス、水痘といったウィルス性の皮膚疾患を適応症としています。なお、作用機序は、DNAポリメラーゼという酵素の活性を阻害するというもので、これによりウィルスの増殖を抑制ます。

つまり、疾患に対して直接アプローチするのではなく、ウィルスの増殖をストップした後に、自然治癒力により回復させるという仕組みです。ちなみに、大学病院などでも処方されていますが、かなり薬価が高いということもあり、ジェネリックを使用するというケースが主流となりつつあります。

なお、バルトレックスは、副作用が少ないと考えられており、発症したとしても腹痛や吐き気、下痢といった消化器系の軽度な不調や発疹やかゆみなどの皮膚のトラブル程度です。ただし、稀にアナフィラキーショックや急性腎不全、意識障害やテンカンといった重度な症状に見舞われるケースもあります。

また、妊娠又は妊娠している可能性のある女性への投与は、治療上の有益性が危険性を上回るときのみに限定するべきとされています。これは、バルトレックスの活性代謝物Aciclovirによる動物実験で、妊娠10日目に大量投与したところ、胎児の頭部や尾の部分に異常が発生したことが確認されていrからです。

これは、1日に体重1㎏当たり200mgという腎障害が現れる量を皮下投与したことによるもので、人間に対して行ったものではありません。このために、妊婦がバルトレックスを服用したからと言って、このような異常が必ず起きるというわけではないので、禁忌というわけではなく慎重に行うべきとしています。ちなみに、バルトレックスを服用中に妊娠した場合に、さらに服用を続けた場合の安全性は確立されていません。